余市蒸溜所限定のシングルモルトウイスキー。
ピーティ&ソルティ、ウッディ&バニラ、シェリー&スウィートと、使用する樽や麦芽の系統によって余市のオフィシャルボトルが持つキャラクターを際立たせたシリーズになってます。同シリーズはこれまで12年表記のものがリリースされておりましたが昨今のジャパニーズウイスキーブームからくる原酒不足で終売となり、ノンエイジバージョンとして再びリリースされました。
1.メーカー
ニッカウヰスキー株式会社
2.蒸留所
日本のスコットランドと称されている北海道の「余市蒸溜所」。マッサンこと竹鶴政孝により前身の大日本果汁株式会社が1934年に設立。
竹鶴政孝はスコットランドに似た冷涼で湿潤な気候、豊かな水源と凛と澄んだ空気がそろった場所こそが理想のウイスキーづくりには欠かせないと考え、様々な候補地の中から小樽の西、積丹半島の付根に位置する余市を選びました。
竹鶴政孝が最初の蒸溜所で目指したのは、重厚で力強いモルトウイスキーづくりでした。本場スコットランドの蒸溜所で学んだウイスキーづくりの手法を、一切の妥協を許さずそのまま再現することにこだわりました。そのこだわりの象徴が「石炭直火蒸溜」です。自らが学んだロングモーン蒸溜所の方式にならい、この蒸溜方法を採用。本物のウイスキーをつくるために必要なことであれば、たとえ非効率的であっても守り抜いていく。そんなニッカウヰスキーの原点とも言える情熱と竹鶴政孝の夢への思いが今もなお受け継がれています。
3.商品名
シングルモルト余市 ウッディ&バニラ
4.特徴
味わいはウッディ、香りはふんわりとバニラ
樽由来のウッディさを際立たせたボトル。
ピリピリしたアルコールの刺激が感じられるものの、新樽からくるメロンやバニラのようなフレッシュ感も感じられる。
飲み始めは銘柄のとおりバニラの香りが先に立ち後からバーボンの持つエステリーな香りがほのかにやってきます。
ストレートで飲んでみるとよりバニラの甘さを感じやすくなります。
香り:アルコールの刺激が強いが、後からメロン、バナナ、バニラ、モルト、カカオ、ウッディと豊富な香り。
味わい:ストレートでは甘さを感じられるが、ロックではやや苦い。加水することで再び甘さが現れる。
余韻:フィニッシュは長く、とてもビター。
タイプ:シングルモルト
原材料:モルト
アルコール分:55%
5.受賞歴
現時点では受賞歴はありません。
6.価格
参考小売価格:500ml 税込6,680円
通販やネットオークションでは12,000円〜16,000円前後と定価の2倍近い価格で販売されています。(2019年7月29日時点)
DiningBar Hidden Loungeでの提供価格
「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを
45ml:3,600円
30ml:2,400円
15ml:1,200円
にて提供しております。
7.まとめ
口に含むとバニラよりもウッディさが前に出て、乾いた木を思わせます。タンニンっぽい舌触りも○。といってもバニラ風味が全体のベースにしっかりとあり、お菓子やアイスクリームを食べている印象。切れ味のよい余韻が、対比としてまた良い。舌の上に残るピリピリとした胡椒みたいな感じはウッディさから来るものと思われます。
入手難易度が高めの為、価格高騰している状況です。
是非この機会にDiningBar Hidden Loungeでご賞味ください。